世界中で愛されるF1。なぜそんなに人気なのでしょうか?初心者にもわかるよう詳しく解説していきます!
F1とは?
F1とはモータースポーツの最高峰に位置するレースカテゴリーです。世界最高のドライバーと世界最速のF1カーで世界各国を転戦し選手権を争っています。
ちなみにF1はFormula 1の略で、”formula”は公式という意味があります。モータースポーツでは車両規定のうちのひとつで、フォーミュラカーというと一人乗りのオープンカーにタイヤがむき出しの車を指していることになります。つまりF1だけでなくF2、F3、F4などのカテゴリーもあります!
F1はそのトップに君臨しており世界中のレーシングドライバーが目指す最高峰というわけです。
F1の技術について知りたい方はこちら!!
F1のルールは?
続いてルールに関しての簡単な説明です。
まずF1は毎年23回前後のグランプリが開催されます。開催日や開催場所は次のF1の開催日からご確認ください!
23グランプリでレースを行い、各レースでの順位によりドライバーにポイントが付与されます。全グランプリ終了後のポイントによって選手権のチャンピオンが決まるという仕組みです。
ポイントは以下のように付与されます。
決勝の場合
順位 | ポイント付与数 |
1 | 25 |
2 | 18 |
3 | 15 |
4 | 12 |
5 | 10 |
6 | 8 |
7 | 6 |
8 | 4 |
9 | 2 |
10 | 1 |
11 | 0 |
12 | 0 |
13 | 0 |
14 | 0 |
15 | 0 |
16 | 0 |
17 | 0 |
18 | 0 |
19 | 0 |
20 | 0 |
ファステストラップ | 1 |
スプリントレースの場合
順位 | ポイント付与数 |
1 | 8 |
2 | 7 |
3 | 6 |
4 | 5 |
5 | 4 |
6 | 3 |
7 | 2 |
8 | 1 |
9 | 0 |
10 | 1 |
11 | 0 |
12 | 0 |
13 | 0 |
14 | 0 |
15 | 0 |
16 | 0 |
17 | 0 |
18 | 0 |
19 | 0 |
20 | 0 |
(決勝やスプリントレースについては後日記事を投稿します。)
決勝やスプリントレースはよーいどん!でスタートを始めますが(グリッドスタートといいます)、スタートのポジション(グリッド)は前日の予選の結果をもとに決められています。予選ではサーキット一周のタイムを計測し、早い順で順位が決定します。
大雑把にみると意外と単純明快でわかりやすいですね!しかしそう簡単にいかないのがF1です。決勝中にタイヤを変えたり予選が何回かに分かれていたりもします。より詳しいルールについてはこちら!
F1の開催日
F1はいつどこで開催されているのでしょうか。
実はF1は冬季のシーズンオフ以外では毎週のように世界を転戦しています。2024年のグランプリ開催日程は次の通りです。
開催日 | グランプリ | サーキット | |
第1戦 | 3月3日 | バーレーンGP | バーレーン・インターナショナル・サーキット |
第2戦 | 3月10日 | サウジアラビアGP | ジェッダ市街地コース |
第3戦 | 3月24日 | オーストラリアGP | アルバートパークサーキット |
第4戦 | 4月7日 | 日本GP | 鈴鹿サーキット |
第5戦 | 4月21日 | 中国GP | 上海インターナショナルサーキット |
第6戦 | 5月6日 | マイアミGP | マイアミインターナショナル |
第7戦 | 5月19日 | エミリアロマーニャGP | イモラサーキット |
第8戦 | 5月26日 | モナコGP | モナコ市街地コース |
第9戦 | 6月10日 | カナダGP | ジル・ヴィルヌーヴサーキット |
第10戦 | 6月23日 | スペインGP | カタロニアサーキット |
第11戦 | 6月30日 | オーストリアGP | レッドブル・リンクサーキット |
第12戦 | 7月7日 | イギリスGP | シルバーストーンサーキット |
第13戦 | 7月21日 | ハンガリーGP | ハンガロリンクサーキット |
第14戦 | 7月28日 | ベルギーGP | スパ・フランコルシャンサーキット |
第15戦 | 8月25日 | オランダGP | ザントフォールトサーキット |
第16戦 | 9月1日 | イタリアGP | モンツァサーキット |
第17戦 | 9月15日 | アゼルバイジャンGP | バクー市街地コース |
第18戦 | 9月22日 | シンガポールGP | マリーナベイ市街地コース |
第19戦 | 10月21日 | アメリカGP | サーキット・オブ・ジ・アメリカズ |
第20戦 | 10月28日 | メキシコGP | エルマノス・ロドリゲスサーキット |
第21戦 | 11月4日 | ブラジルGP | インテルラゴスサーキット |
第22戦 | 11月24日 | ラスベガスGP | ラスベガス市街地コース |
第23戦 | 12月2日 | カタールGP | ロサイルインターナショナルサーキット |
第24戦 | 12月8日 | アブダビGP | ヤス・マリーナサーキット |
日本では毎年三重県の鈴鹿サーキットでF1日本グランプリが開催されています!毎年全国、全世界からファンが駆けつけています。F1を生で見たい人はぜひ鈴鹿に足を運んでみてください!
ドライバー・チーム紹介!
ここからは2024年のドライバーとチームを紹介していきます。F1には全10チームが参加し、それぞれ2名のドライバーが所属しています。
レッドブル
2023年のチームチャンピオンです!2022年からの連続チャンピオンであり、今年もその圧倒的な強さは健在です。今年も3連続チャンピオンなるか?!
マックス・フェルスタッペン
2021年から2023年までの3年連続ドライバーズチャンピオン!F1デビューは歴代最年少の17歳。天才的なドライバーです。
セルジオ・ペレス
2011年F1デビューの大ベテラン。しかし最近の調子は今一つ。これから速さを取り戻せるのか注目です。
フェルスタッペンについてもう少し詳しく知りたい方はこちら!
メルセデスAMG
2010年からF1に参戦し、2014年から2021年まで8度の連続チームチャンピオンを獲得した絶対王者。2022年の新レギュレーションからはレッドブルにその座を譲りましたがいまだランキング2位の強豪チームです。
ルイス・ハミルトン
7度のドライバーズチャンピオン。歴代最多勝利記録保持者。誰もが認める天才ドライバーです。
ジョージ・ラッセル
F1直下カテゴリーF2の2018年チャンピオン。チームが不調な中安定した成績を収めています。将来のチャンピオン候補!
フェラーリ
実はフェラーリの本業はF1。市販車はフェラーリのF1活動のための資金収集ともいわれています。歴代最多チャンピオン獲得チームの超名門。レーシングドライバーならだれもがいつかはフェラーリの赤いマシンのドライバーになることに憧れています。
シャルル・ルクレール
F1直下カテゴリーF2の2017年チャンピオン。2019年にはフェラーリ地元イタリアGPで9年ぶりの優勝を果たし、今ではフェラーリ期待の星。
カルロス・サインツ
父はラリー界のレジェンド、カルロスサインツSr。2023年はレッドブル以外唯一の優勝を勝ち取りました。来年はフェラーリを離脱するためその去就に注目です。
マクラーレン
イギリスの名門。歴代最高のドライバーといわれるアイルトンセナが長く所属したチームです。2010年代後半は下位に沈むことが多々ありましたが20年代に入り上位に食い込み表彰台にも幾度となく上るようになりました。
ランド・ノリス
マクラーレン期待の星。まだ優勝はしていませんがその速さは確実。表彰台に何度も上り、これからが楽しみなドライバーです。
オスカー・ピアストリ
F1直下カテゴリーF2の2021年チャンピオン。2023年から参戦の新人ドライバー。新人ながら表彰台獲得など実力は十分。
アストンマーティン
元はフォースインディアというチーム。レーシングポイントに改名ののちアストンマーティンになりました。ローレンスストロールの莫大な資金をもとに開発強化が進んでおり、中堅から這い上がれるかが見どころです。
フェルナンド・アロンソ
2度のドライバーズチャンピオン。あのミハエルシューマッハとのチャンピオン争いに勝利した超大物ドライバー。最高齢。
ランス・ストロール
父は大富豪のローレンス・ストロール。莫大な資金を背景にF1に参戦したと非難がたびたび上がりますが、去年の成績は決して悪くありません。汚名返上なるか。
アルピーヌ
自動車会社ルノーの実質ワークス体制チーム。しかし上層部の入れ替わりが激しく、開発難航中です。
ピエール・ガスリー
元F1直下カテゴリーGP2の2016年チャンピオン。GP2ののちに日本の最高峰カテゴリー・スーパーフォーミュラにも参戦した日本に馴染みの深いドライバー。非力マシンでの優勝経験もあり、実力は十分。
エステバン・オコン
ガスリーとは昔からのライバル。アロンソとのチームメイト時代はアロンソの成績を上回るなど、こちらも実力十分のドライバー。
ウィリアムズ
イギリスの名門チーム。2010年代前半までは上位争いに加わっていましたが、その後成績が低迷。しかし2023年はチームランキング7位に浮上し、低迷脱却なるかが注目です。
アレックス・アルボン
波乱のF1キャリアを持つドライバー。しかし2023年はチームランキング7位に多いに貢献し、その実力を見せつけました。
ローガン・サージェント
2023年デビューの新人ドライバー。まだ経験が浅いですが、これからの活躍に期待です!
RB
レッドブルの姉妹チームで元アルファタウリ。レッドブルグループの若手ドライバーはF2経験後RBでF1の経験を積んだのちレッドブルチームのドライバーに選出されます。
角田裕毅
唯一の日本人ドライバー。2023年は堅実にポイントを獲得し、チームに貢献しました。2024年も優秀な成績を残し、レッドブル昇格になることが期待されています!
ダニエル・リカルド
通算8勝を誇るベテランドライバー。レッドブル時代は驚異的なブレーキングでほかを圧倒したパフォーマンスでした。しかし現在成績が低迷。これからのパフォーマンス回復に期待です。
角田選手について詳しく知りたい方はこちら!
ザウバー
元アルファロメオ。2023年はマシンの競争力の低下によりランキング9位に低迷。2024年の競争力の回復に注目です。
バルテリ・ボッタス
通算10勝の大ベテラン。しかし車体の競争力が乏しく2023年は低迷。2024年の競争力に期待です。
周冠宇
史上初の中国人F1ドライバー。2023年はボッタス同様マシンの競争力が乏しく低迷。将来に期待です。
ハース
アメリカのチーム。2023年まではマシンの競争力に問題がありましたが、今年はチーム代表に日本人エンジニアの小松礼雄氏が就任。開発に本腰が入り、パフォーマンス上昇が期待されています!
ケビン・マグヌッセン
2023年はランキング下位に落ち込んだものの、後半には速さを見せました。今年はすでに入賞1回を果たし、パフォーマンスの回復が見込まれています。
ニコ・ヒュルケンベルグ
マグヌッセン同様2023年は落ち込みましたが、2024年はすでに2回の入賞を果たしています。今後の活躍が期待されます。
まとめ
今回はF1の簡単な説明とルール、開催日、ドライバーとチームの紹介でした!これだけでF1が説明できるわけではないので今後さらに詳しく説明する記事を執筆していこうと考えています!
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