F1や国内モータースポーツにおいて絶大な人気を誇る鈴鹿サーキット。鈴鹿がお気に入りのサーキットだというF1ドライバーも少なくありません。一体何がそんなにいいのでしょうか?詳しく見ていきましょう!
鈴鹿は世界で唯一無二のテクニカルコースだった!?
F1の中でもモンツァ、スパ、モナコと並びクラシックコースとして名高い鈴鹿。全長5807mとF1開催サーキットの中で2番目の長さを誇り、コース幅が狭くエスケープゾーンも少ないサーキットとしてドライバーに度胸を求める作りとなっています。さらに立体交差によって右回りと左回りのどちらも兼ね備えた世界でも珍しいコースとなっています。
この難しい条件に加えコーナーのレイアウトをドライバーの腕を試すにうってつけです。全部で3つのセクターをそれぞれ解説していきます!
第1セクター
第1セクターはくねくねと曲がりくねったテクニカルセクターです。ホームストレートを駆け抜けて高速の1コーナー、続いて2コーナーをきれいにまとめると、リズミカルなS字コーナーが続きます。
S字最後の逆バンクは角田選手のオーバーテイクポイントとして2024年日本グランプリで注目されていましたね!その後高速の右コーナーが続き、第2セクターへとつながります。
第2セクター
第2セクターはテクニカルなコーナーとハイスピードを絶妙に融合したセクターです。
セクターに入ってすぐにデグナーカーブが現れます。ここは小さいコーナーですが高速で侵入するため難しいです!直角のデグナー2つ目を曲がって短いストレートの後、低速のヘアピンが迫ります。シーズンを追うごとにラインが変わるヘアピンコーナーは比較動画などを見ると面白いと思います!
ヘアピンを抜けると高速の200Rに差し掛かります。200Rでのスピードを殺さずにスプーンの1つ目に侵入、さらに2つ目をバックストレートに向けたコーナリングでつなげます。
バックストレートの途中までが第2セクターです。
第3セクター
第3セクターは130Rとシケイン。130RはF1の歴史上最も難易度の高いコーナーの一つでしたが、今ではマシンの性能が上がったうえにコーナー自体が回収されRが浅くなっているためフルスロットルで駆け抜けます。
その後シケインに向けたフルブレーキ。数々の名勝負が起きたシケインです。シケインを抜け最終コーナーを抜けると1ラップとなります。
F1ドライバーの反応
レーシングドライバーにとってあこがれの鈴鹿サーキットですが、F1ドライバーにとってもそれは変わりません。たくさんのF1ドライバーが鈴鹿を走ってコメントを残してくれているのでその一部を見てみましょう!
マックスフェルスタッペン
2014年に初めてF1に乗ったのが鈴鹿で、そのときから素晴らしいと思っていた。特に第1セクターは本当に楽しい。似たようなセクターはほかのサーキットにもいくつかあるし、オースティンのはとても速いけど、鈴鹿が特別なのはランオフエリアがないこと。だからこそマシンが完璧に出来上がっていると美しい走りができる。
セバスチャンベッテル
まるで神の手で作ったようなサーキットだ。高速コーナーが連続する第1セクターは自分自身の限界に挑める、トリッキーだけどチャレンジングで最高だ。
小林可夢偉
攻めないとタイムがでない、だけど攻めすぎるとミスしてしまう、あの難しさが好き。
ニコロスベルグ
ハイスピードだけど古いサーキットだからランオフエリアが少なくとてもリスキーだね。だけどそのおかげでチャレンジングになっていて最高のサーキットだと思うよ。
ほかのコメントも読んでみましたが第1セクターがお気に入りのドライバーが多いですね。またデグナーが難しい、130Rがチャレンジングで好きといった声もありました。F1ドライバーそれぞれ鈴鹿の難しさを感じ、それを楽しんでいるんのがわかりますね!
まとめ
今回は鈴鹿サーキットのコースを紹介してみました。各セクターに特徴があり、それぞれの難しさが少しでも伝わればよかったなと思います。実は鈴鹿サーキットでの走行会などもあり、一般の方でも鈴鹿サーキットを走れます!もし興味があったらぜひ参加してみてください!
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